関節炎の基礎知識

関節炎と関節の変形

 

 

関節炎によって関節が変形することがありますから、関節の痛みや腫れを放置してはいけません。関節の痛みから思うように歩けなくなったり、最悪の場合、関節の手術を必要し、人工関節に頼らないといけないような状況になってしまう事があるからです。

 

 

関節炎は高齢者に多く見られるとされ、加齢による関節の変化はある程度は避けられないものといえますが、痛みの出方や感じ方には個人差がある為に、関節の変形で必ずしも痛みなどの症状が出るとは限らないようです。しかし、変形性関節症は生活習慣を規則正しいものにする事で多少の予防が可能ですから、食生活や定期的な運動に注意したいものです。

 

 

関節炎の原因に感染症がある場合は、速やかな治療がその後を左右します。感染症による関節炎では、炎症から関節が化膿し、化膿性関節炎を発症します。この場合は、関節の軟骨が細菌などの影響で組織が崩れ、脆くなって破壊されてしまいます。骨自体も壊死を起こすことがありますから、そうなる前に薬物治療などで早急な対処が重要になるでしょう。

 

 

関節炎にはリウマチに起因するケースもあり、関節リウマチになると関節が腫れて曲がるなどの変形が起こります。骨の変形が起こると治療とリハビリが必要で、重度の場合は整形外科的治療などを経て、地道な努力で回復させていくことになります。