関節炎の基礎知識

関節炎と背骨

 

 

関節炎は手や足に起こるイメージを持つ方も多いかもしれませんが、関節炎は背骨にも起こる病です。

 

 

関節炎としては、手足に起こる事が多く、ぎっくり腰は良く使われることもあって、椎間関節炎という名称はあまり聞いた事がない方もいるでしょう。背骨は重い頭部を支えて体の根幹を成す部分ですから、その分だけ負担も大きいのです。

 

 

背骨に起こる関節炎を椎間関節炎と呼び、背骨の関節がダメージを受けることで損傷し、腰痛などを起こします。椎間関節炎は背骨の関節の捻挫や急性の場合、ぎっくり腰と言われ、痛みが強かったり、慢性化することも多いようです。ぎっくり腰が習慣化する方も多いように、椎間関節炎はちょっとした動きやクシャミなどで起こることもあって注意が必要です。

 

 

関節炎の症状があるものに、強直性脊椎炎もあります。関節炎のように手足の関節が痛んだり、こわばりが起こって徐々に患部が動かなくなる慢性疾患です。強直性脊椎炎は10~20代の男性に見られる病気で原因が今だはっきりせず、診断の難しいケースがあり、関節リウマチと混同される事もあるようです。

 

 

関節炎が背骨で起こると寝たきり状態になる場合が多く、早急に医師の診察を受けて、原因解明と治療への対策を行うのが良いでしょう。