関節炎患者の悩み
関節炎の掛かると断続的に続く関節の痛みや腫れに、体の動かしにくさやこわばりを感じ、不自由さから開放されませんし、全身の疲労感や熱っぽさもあり、日常生活に大きな負担を抱えてしまうでしょう。
関節炎の原因には幾つかありますが、加齢によるものはある程度体の不調を抱えてても致しかたないと理解が出来ます。高齢になると体は若い頃と違い、体力や回復力が衰え、繊細な部位である関節へのダメージは蓄積されやすい事もあってか、関節炎に悩む高齢者はたくさんいるとされています。
また、若い方ではスポーツを積極的に行う方もいます。その場合でも、体の動かしすぎによる関節炎は起こり、最悪、運動を禁じられる事もあるのは本人にとっても辛い事でしょう。
それから、関節炎は世代を選ばず罹患する疾患です。実は乳幼児でも関節炎を発症することがあり、小さい頃から治療を長く続ける場合もあるのです。そうなると成長にも影響を及ぼす可能性がありますから、注意して経過をみておくことが大切です。
関節リウマチでは、一番の働き盛りの30代から40代に発症する割合が高いとされます。この時期はマイホームや子供の教育費が掛かる時期ですし、関節炎の治療によって生活設計まで変更をしなければならないケースもあって、患者の抱える悩みはより深いものとなっていくのではないでしょうか。