関節炎の基礎知識

関節炎の部位

 

 

 

関節炎はどの部位に起こるのでしょうか。関節炎は体の関節全てに起こる可能性がある病気ですが、発症しやすいのはやはり動きの激しい下半身の関節や、肩から手首の関節が多いようで、特に膝関節に痛みや腫れを感じるケースが大多数を占めています。

 

 

関節炎を起こす原因には肥満や加齢による場合や、スポーツ時における関節の酷使が大きな理由となっています。膝や股関節は関節の中でも最も使う部位であり、また、日本人は生活様式が西洋化しているとはいっても、畳での暮しは切り離せないものですから、立ったり座ったりが多く、その分だけ膝の関節も使われます。更に、肥満だと関節の中でも膝に掛かる負担は大きく、関節炎の原因が肥満の場合はダイエットをして体重を減らすように指導されます。

 

 

関節炎の部位で次に多いのは肩です。日本人には潜在的に肩こりの方が多いのも特徴のようで、肩の痛みに悩む方はたくさんいます。また、手先を良く動かす方には親指を始めとする指や手首に痛みや腫れを生じる場合もあり、最近はパソコンの使いすぎによる手の痛みを訴える方も増えています。

 

 

それから、肘に関節炎を起こる場合や首関節、顎関節炎、背中を強打した事などによる背骨部分の関節の痛みもありえるでしょう。