関節炎の基礎知識

仙腸関節炎とは

 

 

 

仙腸関節炎という病名を耳にした事があるでしょうか。

 

関節炎の中でも診断が難しいものに分類されており、椎間板ヘルニアや椎間関節炎(ぎっくり腰とされる事もあります)として診断される方が多いと言われます。ヘルニアの治療をしていてもなかなか改善せず、セカンドオピニンをしてみると実は仙腸関節炎だったと言うケースがあります。関節炎の専門医師であっても判断がつき難く、間違った治療方針のまま何年も病院に通っている方もいるかもしれません。

 

 

仙腸関節炎は、腰から上の重さを支える骨盤の仙腸関節に炎症を起こすもので、腰痛やおしりの痛みなどがあり、症状が酷い場合は寝たきりになる事もあって、完治までに比較的時間が掛かるようです。また、関節炎の症状である痛みは寝ていると治まり、座った状態などで出るという特徴があって、仙腸関節炎になったら、横になっている限り激痛になる事は少ないとされます。

 

 

発症する原因には不自然な体勢に起こる場合や、出産によるもの、潰瘍性大腸炎やクローン病に伴って発症する場合もあれば、加齢によるものも挙げられます。

 

 

関節炎の症状を和らげる消炎鎮痛剤を服用しながら針治療やカイロプラクティスなどを組み合わせ、医師の指導の下に治療を進めましょう。